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SWEET SWEET HOME

SWEET SWEET HOME

2005 -年下の彼-

2005年9月12日から一ヶ月、

東京-LA-ワシントンDC-NY-東京

の一人旅にでかけてきました。


そもそもワシントンDC近郊に住む友達を訪ねるため、私はLAから東海岸へ移動してきたので

NY滞在は私にとって大して楽しみでもなく、滞在先のユースホステルも、NYなだけに巨大で

その巨大さゆえ、友達を作るのも難しそうだと半ば諦めて、適当に観光を楽しもうと思っていた。


ですがターさん(誰じゃい?)、あったんですよ

ステキな出会いがっ。




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彼の名はビンセント。
ミズーリに住む音楽を専攻している学生で、クラスメイト2人と幼馴染の4人で来ていて
2週間にわたって開催される、音楽関係のレクチャーに参加するためNYにきているそうだ。


彼は3年前、岡山県で英語を半年間教えていた事があるそうで、少し日本語を話す。
彼の日本語はなんだかかわいい(←私にとって)
彼との会話は英語だったんだけど、たまに彼が日本語を使うと
脳みそが英語で常にフル回転だった私をなんだかホッとさせてくれる。


来年の5月に学校を卒業したら、日本で音楽関係の仕事を探すと言っていた。
でもそんなん、できるもんなんだろうか??


彼らはみんな同じ年齢なんだけど、ビンセントは年の割には落ち着いていて、考え方もきちんとしている。
特に女性に対してと、社会に対しての責任感が強い。
子供っぽい一面ももちろんあって、そんなところがなんだか好感だった。




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きっかけは、彼の幼馴染と私がユースのカフェテリアで知り合い
ちょっと話をして私が日本から来たことを伝えると
自分の友達で日本語を話す奴がいると、彼はビンセントにあわせてくれた。



その2日後、ユースの主催するナイトツアーに彼らと私も参加して
NYのバーやクラブに行き、飲んで踊ってパーチーしてきた。
小雨が一日中降っていて、道を歩けばでかい水たまりにはまり
傘もなく、ジーンズのひざ下半分は濡れ寒く、天気は最悪だったけど
それはそれは楽しかった。

ちょっとしたドラマ(?)もあり、幼馴染くんがヘコミ涙することもあったけど
それはそれで、フライデーナイトをドラマチックに盛り上げてくれたもんだ。


そのツアーには、同じユースの宿泊者もたくさん参加していて、いろいろな人と話したり知り合えるいいきっかけだった。
その中の1人で、ドイツからバケーションで来ていたクリスティーナちゃんと、ビンセントのクラスメイトの1人がいい感じになって
ん年ぶりに、ちょっと初々しい感じのドキドキ感を、私もはたから見させてもらって、一緒にドキドキしていた。


でもクリスティーナちゃんはその次の日が帰国の日だった。
二人は朝までユースのガーデンでおしゃべり(雨だけど)し、次の日は帰国便の時間まで、チャイナタウンでデートしたらしく
それを私はビンセントから聞いた時、とてもうれしかった。
彼らは絶対にお似合いだと思うんだけどなー。うまくったらいいのになー。





・・話は脱線しましたが。


その次の日、今度は個人的にナイトコメディショーに行くことになり
彼ら4人と私と、幼馴染くんが同じユースで知り合った女の子の6人で行くことになった。
んが、待ち合わせの時間を1時間過ぎても女の子がこなく
待つことに飽きてきた私とビンセントは、ひと足お先に近くのバーで一杯ひっかけることにした。


そこでもその日はコメディーショーが開かれるらしく、私達はそのショーを見た。
小さな会場で、最初に司会の人が一つ一つのグループ客にどこから来たのか聞き、ちょっとした会話をするのだけど
会場の客の中で2人で来ていたのは私たちだけで

司会「ミズーリと日本からかいっ!?ん?今日はひょっとしてデート?」

という言葉に、私達は「No」と否定するものの、ビンセントが「No,・・not really」と言ったら、
会場のみんなに「ひゅーっ」と冷やかされて、照れてしまったもんだった。
私も彼もまんざらでもなく、きっとその時にはお互いをもう良く思っていたのね。ほほ。


まぁまぁ、そんなこんなで、みんなと待ち合わせの別のコメディショーの会場へ行き
みんなと会って、女の子も無事に来たようで、楽しいひと時をすごした。



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その日を境に、次の日から私たちは朝から二人であちこち行って、ご飯食べたり映画を見たり、
セントラルパークやチャイナタウンやブルックリンブリッジなど行って、観光したりなんだりで楽しんだ。
さながら完璧なデートだな、これはもう。
彼はたくさんのハグやキスをくれた。まるでうちらはもうカップルのようだった。


だからお別れの日は寂しくて寂しくて寂しくてぇぇ。


メアド交換して、メールの返事もきたけれど、でも彼は好きになってはいけない人なのです。
ここまで書いてきてこんなこと言うのもなんだけど。
だって彼は結婚しているんだもーん。


彼は私より7つも年下ですよ?(24歳)
ちょっと早くないかい?(24歳は早くはないけどサ)
なんで結婚してるのっ?なんで?なんで?なんでー?


悲しいです。
ここまで書いておいてなんなんですが
私、不倫(外国人相手だとなんだかこの言葉ってしっくりこないと思うのは私だけ?)はいや。悲しいもの。
だから連絡を取り続けるのも本当は気がすすまない。
長引く前にきちんと話をする必要がある。


日本で仕事見つけたら、ワイフと一緒に来日するんだろうねぇ。
そりゃぁそうだよねぇ。





そんなこんなの、旅の恋愛でした。
短い時間だったけど、時間は関係なく彼に恋をしたことに間違いはなかったので
このフリーページに追加してみました。

あんなに何の期待もしていなかったNY旅行が一番の思い出になってしまいました。






-2006 続・年下の彼- へ続く


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